障害者雇用の履歴書の書き方|障害情報はどこまで書く?

障害者雇用の履歴書の書き方|障害情報はどこまで書く? 転職・就活の実践

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「障害者雇用で応募するとき、履歴書に障害のことは何を書けばいいの?」「配慮事項って具体的にどう書けばいい?」——障害者雇用 履歴書 書き方で検索したあなたは、そんな疑問を持っているのではないでしょうか。

障害者雇用枠での応募は、一般雇用枠と履歴書の書き方が少し異なります。自分の障害や配慮事項をどこまで書くべきか、通院のことは記載すべきか、迷ってしまうのは当然です。この記事では、書き方の基本から配慮事項の具体的な書き方まで、就労支援の現場の視点も交えながら丁寧に解説します。

結論・要点まとめ

まず結論を3点でお伝えします。

  • 障害者雇用枠の履歴書では、障害名・取得している手帳の種類・等級を記載するのが基本です。
  • 配慮事項は「会社に何をお願いしたいか」を具体的かつ前向きに書くことで、採用担当者が一緒に働くイメージを持ちやすくなります。
  • 通院については「週●回・業務に支障はありません」のように書くと、会社側の不安を和らげる効果があります。

障害者雇用の履歴書は「特別な書類」ではない

障害者雇用 履歴書 書き方を調べると、何か特殊な書式が必要なのでは?と感じるかもしれません。しかし基本的には、通常の履歴書(市販のJIS規格品や企業指定のフォーマット)をそのまま使って問題ありません。

異なるのは、自己PR欄・志望動機欄・特記事項欄などに、障害や配慮事項に関する情報を追記するという点です。企業によっては「障害者雇用専用エントリーシート」を用意している場合もありますが、その場合は指示に従いましょう。

手書きとパソコン作成、どちらが良い?

企業から特に指定がなければ、どちらでも構いません。ただし、書字に困難を感じる障害のある場合は、パソコン作成のほうが読みやすく仕上がりやすいです。「手書きが難しい理由」を配慮事項として記載することも、採用担当者への正直なコミュニケーションになります。

障害・手帳情報の書き方

障害者雇用 履歴書 書き方のなかで、最も多くの人が迷う部分です。以下のポイントを参考にしてください。

記載する基本情報

  • 障害名(診断名):例「精神障害(うつ病)」「発達障害(ASD)」など。詳細な症状の説明は履歴書には不要です。
  • 手帳の種類と等級:例「精神障害者保健福祉手帳 2級」「療育手帳 B1」など。
  • 手帳取得年月:記載が求められる場合は正確に記入しましょう。

症状の詳細な説明は履歴書ではなく、面接で確認し合う場が適しています。履歴書にはあくまで「企業が雇用管理に必要な情報」を簡潔に記載するイメージで問題ありません。

障害名の書き方の例

障害別・履歴書への記載例
障害の種別 記載例
精神障害 精神障害(統合失調症)/ 精神障害者保健福祉手帳 2級取得
発達障害 発達障害(ADHD)/ 精神障害者保健福祉手帳 3級取得
身体障害 身体障害(上肢機能障害)/ 身体障害者手帳 4級取得
知的障害 知的障害 / 療育手帳 B取得

※記載する等級・区分は実際に取得している内容を正確に書いてください。

配慮事項の書き方|採用担当者に伝わる3つのポイント

障害者雇用 履歴書 書き方のなかで、配慮事項の書き方は特に重要です。「配慮をお願いする」という姿勢ではなく、「こういう環境・サポートがあれば、こんなふうに力を発揮できます」という形で書くと、企業側も前向きに受け取りやすくなります。

ポイント1:具体的に書く

「体調が悪いときは配慮してほしい」という漠然とした記述より、「疲労が蓄積しやすいため、定期的な休憩(1時間に5〜10分程度)をいただけると業務効率が維持できます」のように具体的に書きましょう。

ポイント2:できること・できないことを両方書く

「〜が難しい」だけでなく「〜であればできる」「〜に強みがある」を並べると、採用担当者がマッチングを判断しやすくなります。

例:「騒音の多い環境では集中が困難ですが、個室や静かなスペースであればデータ入力・文書作成の業務を集中して行うことができます。」

ポイント3:支援者のサポート体制を添えると安心感が高まる

就労移行支援や就労定着支援を利用している場合は、その旨を一言添えることで企業側の不安を減らす効果があります。

例:「就労移行支援事業所のサポートのもと、定期的に状況を確認しながら就労継続できる体制を整えています。」

通院・服薬について履歴書にどう書く?

「履歴書 通院」について悩む方はとても多いです。通院の有無は、業務スケジュールに関わるため、企業は当然気にします。隠すより正直に書いたほうが、入社後のトラブルを防げます。

通院の書き方の例

  • 「月1回、精神科への通院があります。通院は〇曜日の午前中を予定しており、業務への支障はありません。」
  • 「2週間に1度の通院があります。有給休暇や時間休を活用する予定です。」

服薬については、業務に直接影響する可能性がある場合(例:眠気が出やすい薬を服用している場合の車の運転など)は記載しておく方が安心です。一般的な服薬状況を細かく書く義務はありませんが、「体調の安定に向けて服薬管理を行っています」程度の一文を加えると、企業側への誠実さが伝わります。

なお、服薬内容の詳細は主治医にご相談のうえ、どこまで開示するかを決めることをおすすめします。

「障害者雇用 履歴書 書き方」でよく混乱するポイントQ&A

手帳がまだない場合は応募できない?

障害者専用求人の応募条件は企業や求人によって異なるため、手帳がないから一律に応募できないわけではありません。ただし、障害者雇用率制度では、原則として身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳の所持者が実雇用率の算定対象です。そのため、法定雇用率への算定を前提とする障害者専用求人では、応募時または入社時までに手帳の取得・提示を求められることがあります。

なお、知的障害については、療育手帳がなくても、児童相談所や地域障害者職業センターなどの判定機関による判定書で算定対象になる場合があります。手帳がなくても、ハローワークの障害者向け専門支援は利用可能です。まずは求人票を確認し、ハローワークや応募先企業に応募条件を問い合わせましょう。手帳の取得については、主治医や相談支援専門員、就労移行支援事業所に相談したうえで、正式な申請窓口であるお住まいの市区町村に確認してください。。

障害者雇用 履歴書 書き方は一般雇用と様式が違う?

様式そのものは変わりません。市販の履歴書や企業指定のフォーマットに、自己PR欄や特記事項欄を活用して障害・配慮事項を記載します。

配慮事項は「書きすぎ」ても大丈夫?

配慮事項が多くなることを不安に感じる方もいます。ただし、配慮事項を正確に伝えることは、ミスマッチを防ぐための大切なプロセスです。長くなる場合は箇条書きを活用し、「特に重要な配慮事項」を絞って書くと読みやすくなります。

現場からのひとこと

就労支援の現場では、「配慮事項を書きすぎると落とされるかも」と心配して、あえて何も書かないまま応募してくる方を多く見かけます。しかし入社後に「こんなはずじゃなかった」と感じるトラブルのほとんどは、入社前の情報共有が不足していたことが原因です。履歴書の段階でしっかり伝えておくことは、あなた自身を守ることにつながります。

また、配慮事項は「弱点のリスト」ではありません。支援の現場では「この配慮があれば、これだけのことができます」という形で整理するお手伝いをしています。就労移行支援事業所や支援機関を利用している場合は、担当の支援員と一緒に配慮事項を言語化するプロセスを経ることを強くおすすめします。

よくある質問

Q. 履歴書に「オープン就労」と書く必要はありますか?

A. 障害者雇用枠で応募している時点で、企業側は障害があることを前提として採用選考を行っています。あえて「オープン就労です」と記載する必要はありませんが、自己PR欄で「障害を開示したうえで、長く安定して働くことを希望しています」のように意思を示すことは有効です。

Q. 転職の場合、前職を辞めた理由が障害の悪化だったとき、どう書く?

A. 「体調を整えるための療養期間を経て、現在は安定しています」のように、現在の状態を前向きに伝える書き方が一般的です。詳細は面接で確認し合う場を設けることが多いため、履歴書では簡潔にまとめて問題ありません。

Q. ハローワークで紹介してもらった求人の履歴書は特別な書き方が必要ですか?

A. ハローワークが、障害者求人専用の履歴書様式を一律に定めているわけではありません。一般的な履歴書を使用できますが、求人票や応募先企業から様式・記載事項の指定がある場合は、それに従ってください。障害や必要な配慮をどこまで、どのように書くか迷った場合は、ハローワークの障害者専門窓口(専門援助部門)や就労支援機関に相談できます。専門窓口では、履歴書・職務経歴書の書き方に関する助言や添削、面接対策などの支援を受けられます(ハローワーク「障害のある皆様へ」

Q. 障害者雇用 履歴書 書き方のテンプレートはありますか?

A. 就労移行支援事業所や障害者就業・生活支援センターでは、個別に履歴書の添削サポートを行っているところが多くあります。汎用テンプレートよりも、あなた自身の状況に合わせた書き方を一緒に考えるほうが、結果につながりやすいです。

Q. 通院日が不定期な場合はどう書けばいい?

A. 「通院頻度は月1〜2回程度で、日程は調整可能です」のように、おおよその頻度と柔軟性を伝える書き方が使いやすいです。具体的な日程調整方法(有給休暇・時間休・フレックス利用など)も一言添えると、採用担当者が具体的にイメージしやすくなります。

まとめ|次にやること

障害者雇用 履歴書 書き方のポイントを振り返りましょう。

  • 障害名・手帳の種類と等級を正確に記載する
  • 配慮事項は「何ができるか」とセットで具体的に書く
  • 通院・服薬は業務への影響と対処法を添えて書く
  • 支援機関を利用している場合はその旨を一言添える

まず取り組めることとして、自分の配慮事項を箇条書きでリストアップすることから始めてみましょう。「できること」と「あると助かること」を分けて整理するだけで、履歴書に書く言葉が見えてきます。

一人で悩まず、就労移行支援事業所・ハローワークの障害者専門窓口・障害者就業・生活支援センターなど、履歴書の添削サポートをしている機関に相談することも、ぜひ選択肢に入れてみてください。

「読んだだけでは判断がつかない」というときは、人に相談するのが早道です。

はたらく森(A型・就労移行)の見学無料で相談できます。


監修者

この記事の監修者

【監修者氏名】【保有資格 サービス管理責任者:雨宮久美子】

就労継続支援A型・就労移行支援の多機能型事業所「はたらく森」にて、障害のある方の就労支援に従事。現場での支援経験をもとに、記事内容の正確性を確認しています。

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